2月2日 雪下ろし
世間では解禁したんだそうな。でも、今年の白鳥町の放流は3月かららしく、私はまだ、釣り人の姿を見ておりません。それに、雪が一杯降ってね・・・。竿を出そうにも川岸にも近づけないでしょう。

私は3日前から雪とたわむれておりまして、今日はとうとう屋根に上ってしまいましたよ。
そのスタイルは、ストッキングウェーダーに長靴、、トレーナーの上にはゴアテックスのレインウェアを羽織る。もう、釣り人そのものです。なぜストッキングウェーダーかと言うと、屋根の雪下ろしの場合、だいたい胸の高さの雪を扱う訳だから、どうしても長靴の中に雪が入ってくる。カッパで足元を縛ったとしても、そのうちに雪が入ってきて、悲惨です。その点、ストッキングウェーダーは最高です。ゴアのレインウェアは当然の選択。私の場合、雨の日の釣りは嫌いだから、このゴアのレインウェアは、釣りの時より、雪かきの時の方が活躍してます。これで快適な雪下ろしが出来ます。
まず、ハシゴを伝って屋根に上がるわけですが、このハシゴから屋根に移る時が一番怖い。ハシゴを登った一番上では1m以上の雪の壁がある訳で、まずこいつを落とす。それには両手をハシゴから離してスコップを使います。雪の壁にスコップをつきたてて、テコの原理でぐグッとやる。すると、雪の重さに体が負けて、自分の方が動いてしまって・・、う〜ん、自分が落ちそうです・・・・。
そして雪を被りながらも足場を確保して、ようやく屋根の上へ。そしてセッセと雪を下ろして行くと、ある時、ツルンと滑ってコケた。私の所はトタン屋根で、5年位前に塗り直したから、ツルツル滑る。この日、20回位コケた。でも雪止めがあるので、落下+救急車はまぬがれました。足場はしっかりと踏み固めなければいけませんね。あとは体力勝負でガンバって、今では腰痛と背筋痛にうなってます。

さて、そろそろ釣りの準備をしなければなりません。毛ばりなんて1個も巻いてないし。それに釣り道具を調べたら、7Xのリーダーなんて1枚しかありませんよ。しかも3年前のやつ。郡上じゃあリーダーなんて売ってないし、う〜ん、準備不足でした。

積雪は50cm位か。
(栗巣川下流)
2月5日 祝・解禁
さて、ようやく私も解禁となりました。
例年ならば、船長と牛道カンジキ釣行となる訳ですが、2月始めの雪は降りすぎた。それに、2日の雪下ろしの後、腰に違和感を覚えておりまして、私としてはカンジキに自信が持てない。そんな事を感じ取ってくれたのか、船長は「たまには放流魚を一杯釣ろう」と、言ってくれました。
 
10時過ぎに出発して、まず栗巣川へ。そして「成魚放流」の看板を確認して川へ入ります。志はきわめて低いです。
共にイクラをエサにしてのミャク釣り。そこで1時間半ばかり竿を出しましたが、かすりもしなかった。「ここはもう、釣りきられた」との結論。自分たちの技術は棚に上げてます。
昼食は、コンビニで買った讃岐うどん。しかも冷凍したやつ。これをバーナーで温めようとするも、なかなか温まらない。ガスはイワタニの冬用の最高級品のを使いましたが、いかんせん寒い。で、写真のようにして20分位かかって、ようやくの昼食でした。なにも、こんな日に冷凍食品なんて買わなければいいのに・・。まあ、寒い中での讃岐うどんは美味ではありましたが・・・。

その後、粥川。ここは志の低いエサ釣り師でごった返してます。しかし彼らは根性がある。となりの釣り師とひしめくように竿を出しておりましたよ。我々は、志が低いだけで根性が無いから、粥川はパス。
そして本流で(もちろん放流場所)船長が竿を出して、私がその横で酒飲んで、のんびりしようかと思っておりましたが(建前は、ライズを待つ)、船長はすぐあきた。だから、すぐ移動。
そして吉田川へ行って、船長が竿を出して、私がビール飲んで・・・・。

とまあ、こんな感じで、この日は終了。もちろん、共にボウズです。
こんな事なら、栗巣の上流あたりでカンジキ履いてたほうがヨカッたかな???

ともあれ、今シーズンも、私のHP、どうぞお付き合い下さいませ。

2月のカンジキ釣行は楽しいな〜。
(雪に埋もれる牛道川)
2月13日 牛道川
本日は、師匠と船長とで、牛道カンジキ釣行です。

10時半に牛道川の入り口へ到着して、まずは荷物の振り分け。ケイチャン・キャベツ・鉄鍋・飯盒・お米・ビール・酒・バーナー等を、それぞれのリュックサックに詰め込みます。そしてカンジキを履いて出発。まあ、ちょっとした山登りの風体です。
このあたりの積雪は5〜60cm程。雪は締まっててカンジキ無しでも歩けるくらい。私としては、ちょっと拍子抜けです。本当なら、フワフワの雪の中を、悪戦苦闘しながらも、カンジキに感謝しながら歩きたかった・・・?
そして目的の堰堤上流に着いて釣りの開始。船長は上流へ、師匠は下流へ(共にエサ釣り)。私は、その下のプールでライズを見守るも・・、ここでフライで釣ろうとするのは間違いです。そのうち師匠がやってきて、私はそれを見守る。そして私がちょっと目を離してるすきに、師匠は水とたわむれておりましたよ。この寒い中、元気だね〜。

昼食のひとコマ。その後昼食。
前回の反省をふまえて、この日はバーナーの火力確保のためにホッカイロを持参。しかし、これをガスカートリッジに当てるのに一苦労。う〜ん、失敗でした。しかし船長は貼りピタカイロを持参してた。やはり彼は、私より賢い。ただ、これでも火力は不足ぎみ。今後の課題となりました。
そして苦労しながらもケーチャンが完成してビールを頂く。雪の中でのケーチャンは美味でしたよ。また、ようやく炊き上がったマツタケご飯も、お粥っぽくもありましたが、芯もなく、美味しく頂きました。もう、お腹いっぱい。本来なら、ここでお昼寝となる所ですが、ここで寝たら、凍え死にます。早速、釣りの開始。

私もイクラを準備して3人で上流へ行きます。カンジキだから雪の積もった林の中もスイスイ歩けるし、本来なら踏み抜きそうな大石の間もヘッチャら。
真っ白な雪と黒い岩、水面も黒い。そしてグレーな木立。空気はシンシンとしてて、聞こえるのは渓流の瀬音と、小鳥のかすかなさえずりだけ。モノトーンの中の、清らかな釣りでした。
そして釣果は・・・。もちろん、清らかでありました。

2月20日は、師匠と九頭竜へ行ってきました。この日はカメラを忘れたんで詳細は割愛(私は、写真がないと、なんにも書けない)。
まあ、大ざっぱに言えば、片道2時間で現地に着いて、1時間ばかりケーチャンとビールを頂いて、2時間ルアーを投げて、そこそこ釣りをした気分になって2時間の帰り道と言う、いつものパターンでした。
そして、別れ際に師匠が言った一言が印象的でした「こんな釣りで満足してる我々では、一生サクラマスには会えんな〜」。う〜ん、ごもっともです。

さて、このHPでは「フライ日記」と言いながらも、私、今期まだ一度もフライを振ってません。
来週あたりは、強引にでもフライを振るか・・。(たぶん、川行って、一人で酒飲んでる・・・?)

・・・・、っと思ったけれど、27日は自転車漕いでました。
昨年末から雪やら寒さやらで自転車に乗れなくて、その間にはパンク修理の練習をしたり、オフロード系のタイヤにはめ変えたり、自転車釣行用のパックロッドを買ったりと、チマチマやっておりました。それでこの日は、午後から冬型の気圧配置が緩むらしかったので、久々の自転車でした。
お昼過ぎに白鳥を出発。竿を出すつもりはなかったものの、一応パックロッドをフレームにくくり付ける。そして川を見ながら南下。天気は晴れ、しかし気温は2〜3度くらい。でも、自転車を漕いでれば寒くはありません。
途中、万場橋の下でライズを発見。よ〜く見ると、30cmほどの魚。う〜ん、ありゃあニゴイですな。パスです。その後、大和の各プールを見て、自然公園を見て、吉田川の合流点まで行きました。日陰の路肩には氷が張ってる所もあったりで、やや危険。でも、ここまでは快適に走れました。
そして帰り道。ここからが悲惨でした。まず、北風がやまない。向かい風はとてもツライ。その上、八幡から白鳥までの標高差は200mくらいの登り。所謂ダブルパンチというヤツです。まあでも、大和までは休み休みしながら、なんとか普通に漕げた。ついでに栗巣川を覗く余裕もあったし。しかし剣地区のあたりから急に太ももが上がらなくなってきた。5分休んで3分漕ぐ。そして歩く。そして3分漕いで5分休んで・・・・、ってな感じ。万場あたりでは、このまま自転車を放り出して歩いて帰ろうかと思ったくらい(歩くのはなんともない。ただ、ペダルが漕げない。太ももが、どうにも上がらない)。まあ、最後のほうは、ほとんど自転車押して歩いてましたがね・・・・・。
いや〜、私、体力無さ過ぎです。(後日譚:その2日後、風邪でダウン。みなさん、自分の年齢を考えて行動しませう。)